2007.2.1
レピュテーション・リスクについて
我々 会計の世界に生きる者にとって2006年は最悪の年でした。証券取引法違反に問われたライブドアの堀江前社長の逮捕で始まり、ミサワホームと日興コーディアル証券の不適切な会計処理のニュースで暮れました。
米国で2002年にSarbanes-Oxley Actがサインされaccelerated filerから対応が始まりつつあるなかで日本では西武鉄道、カネボウと不正が露呈してしまいました。米国を追うように日本でも証券取引法改正から財務報告に係る内部統制の有効性に関する.経営者による評価及び外部監査人による監査に向けて、会計の世界のみならずビジネス・プラクティスそのものも、いまだかつて経験した事の無いtransformationの時代に入っています。
JUSCPAの内部統制専門部会では毎月、熱い、熱い現場の情報交換が聞けますから是非会員の方の参加をお待ちしています。詳しくは会員専用ページの伝言掲示板をご覧ください。
年が明けてみれば、不二家が期限切れ原料の使用問題で、関西テレビのデータねつ造問題でマス・メディアの集中砲火を浴びています。法令・規則の増加と厳格化だけではなく、社会的規範や企業倫理、遵法性に対する世間の厳格化は恐ろしいばかりです。レピュテーション・リスクが顕在化した場合の顧客離れ、売上減少、株価下落、訴訟・損害賠償などによるブランドおよび信用の失墜、損失は計り知れず会社の存亡に大きな影響を与えるものになっています。
一般的には、リスク管理責任者を置き、想定する個々のリスクに対応するガイドラインや規程を設け、リスクを適正にコントロールする危機管理体制を構築することが必要となるのでしょうが、まずは組織のトップからコンプライアンスに関する考え方を発信して組織としてコミットメントすることが必要となるのでしょう。リスクを種類分けし、定義し、対応責任者を決め、対応のマニュアルを準備する。「言うは易し、行うは難し」の作業ですね。