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当番日誌

2004.03.04

ポスト・サーバンズ・オクスレイ(企業改革法”後”)

  サーバンズ・オクスレイ404条は33年34年法以来の監査革命をもたらしたといわれています。私も、最近は、ニューヨーク事務所から某有名米系製薬会社の404監査にかかりきりでした。内部管理組織の書面化、キー・コントロールのアセスメント、デフィシェントなコントロールの救済コントロールの勘案、様々なことをしてきました。この一連の仕事で最も苦労したのが、クライアント経営陣の教育であったと感じています。また、これまで外部監査は経理部を中心に行われてきたのが、オペレーションの人々に接する機会が増えました。なかなか監査の考え方に対する理解が得られないこともしばしばでした。しかし、これらのことは過去のことです。404のイニシャル・イヤー(アクセレレーテッド・ファイラー)は終わりました。

  これからはポスト404条を見据えなければいけません。

  404条を契機に内部管理組織はできました。内部監査部の整備もできました。このお金をかけて完成した管理組織をどのようにこれから利用するかです。

  しばらくの間おきることは、ベストプラクティスの勘案、更なる内部管理組織の整備でしょう。これで1-2年はかかるとして、問題はその次です。

  私は、PwCの好意でコロンビア大学において組織変革学研究部(後期博士課程)に所属しますが、ここ数年間取り組んでいるテーマは、学習する組織という概念を内部管理組織にどう組み込むかというものです。この研究は、まだ歴史が浅いのですが、私は個人的に、ポスト404条のひとつの方向性を示すだろう、と現在モデルを開発中です。

寄稿者:泉洋太郎