Fraud Conferenceに出席して
11月にAssociation of Certified Fraud Examiners (ACFE、本部Austin, TX http://www.cfenet.com/home.asp ) の2004 ACFE Hong Kong Fraud Conferenceに出席してきました。
ACFEは不正対策教育の分野で31,000人の会員を有し、Certified Fraud Examiner(CFE)資格の認定をはじめ幅広い活動をしています。今年の初めにAICPA と ACFEが 共同で“How Fraud Affects You and Your Organization”というfree CDを出したのを覚えていますか。
企業の社会的責任への要請が厳しさを増し、不祥事の報道が企業の存続さえも危うくする現在、fraudやwhite color crimeのdetectionとpreventionは日本でも官民問わずあらゆる組織で求められています。
私はCFEのCPEの為に軽い気持ちで出席したのですが、アジア諸国の同胞(会計士、弁護士、証券取引所、リスク・コンサルタントなど)の話を聞くと、fraudやcorruptionはorganized crimeやterrorismの資金源になる可能性もあり、money launderingを含め、国として闘っていこうとする真剣さを感じ、圧倒されました。
なかでもCPAとして興味深かったのは、ACFEのChairmanであるToby Bishop氏のプレゼンテーション、”Evaluating Anti-Fraud Controls for SOX 404 Reporting”でした。Sarbanes-Oxley (SOX) Act.は米国市場のregistrantsとその関連会社に深刻な影響を与えています。会社やその監査人はSection 404のanti-fraud controlsのevaluationのrequirementと悪戦苦闘している真最中ですが、これから何が起こるのでしょうか? 多くの会社がadverse opinionを貰ってしまうのでしょうか?
Bishop氏は同法302条のCEOとCFOによるcivil certificationのrequirementにも触れ、officer自身が(personallyに)report日以前の90日間のinternal controlを評価する責任があることや、彼ら自身のfraudについてはその重要性に関わらずdiscloseするという厳しい内容であると言及しました。
また404条の中では特に監査人が要求されている”all controls specifically intended to address the risk of fraud・・・”をevaluateすることは不可能であろうと同法が実情にそぐわない点が多いことを指摘しました。またSOX遵法用の認識された財務管理フレームワークであるCOSOのframework が一番重要な問題であるcontrol of management override of controlsに注力していないこと、具体的な指針を書いていること、design effectivenessとoperating effectivenessをconfuseしていることなどを指摘していました。
この状況のもとに来年考えられる混乱としては、会社間のinconsistency、(株価の下落を恐れて)clean opinionへの大きな圧力とbias、最初のclean opinionがcontrolのimprovementsを減少させること、監査人のliabilityを著しく大きくしすぎたこと、ACFEは多くの会社の内部統制はclean opinionにふさわしくないと考えていることを述べました。
ACFEのHPにはACFE FRAUD PREVENTION CHECK-UPという無料のテストがあり、すでに3500社がテストを受け、平均点は50点以下という結果だそうです。
ACFEへの相談企業にはまずbest available standardsを導入し、big issue firstでmanagement fraudにfocusすること、そして修正をしていくことを薦めていました。
CFE資格は今後日本でも資格試験が受けられるようになる予定でFraud Examiners Manualの翻訳が進められています。