米国公認会計士の試験勉強がもたらしてくれたもの
米国公認会計士の受験を思い立ったのは、かれこれ15年ぐらい前である。当時、三省堂の外書コーナーでWILEYの本をはじめて立ち読みしてまったく歯が立たず、一度断念したことが昨日のように思い出される。
そのような状況の私も、幸運にもなんとか試験に合格することが出来、JUSCPAに入会までさせていただいた。ありがたいことである。
さて、そうした勉強の中で私に特別の影響を与えたのは、当時のAREにおける非営利法人会計の勉強であった。ちょうど日本でもNPOの制度を検討し、施行しはじめたころで、当時所属していた青年会議所でもタイムリーな事項としてあちこちで研修が行われていた。AREでNPOの会計を勉強していた私は、日本におけるNPO制度に比較的スムーズに馴染むことが出来た。法人組織でもあることから、新規のクライアント獲得を目指したというのも、勉強した理由のひとつであった。
当時日本のNPOには、12分野の活動が認められていた。(現在は17分野) 福祉の分野は難しそうだったので、私は簡単そうな環境系のNPOと付き合いはじめた。虫が好きだったのと、子供と遊べる機会が増えるのではないかと思ったのが、選択の理由だった。
ところが偶然、付き合い始めた環境NPOは日本を代表する環境活動をするNPOに成長していった。また、青年会議所時代の縁で紹介を受けた環境NPOも、大企業が多数関わっている、別な意味で日本を代表するNPOだった。関わった当初は全く知らなかったが、両法人とも環境活動という点で付き合いもあった。こうしてみると、NPOに関しては、本当に不思議な縁でつながりがあり、また関わりがあった。
JUSCPAもNPO法人化を目指しているらしい。私のようなものでよければ少しばかりではあるが、自分の持てる知識をJUSCPAにも注ぐことが出来ればと思っている。
USCPAの勉強がきっかけとなって得ることが出来たNPOの知識を、JUSCPAのために使うことが出来る、ということは自分にとって幸運な恩返しであると感じている。