Writer:青嶋稔
勤務先:株式会社リコー アメリカ現地法人 RICOH CORPORATION
合格州:デラウェア
合格年月:2002年11月に2科目(監査、ARE)、2003年5月に残りの2科目に合格(FARE, LPR)
勉強期間:1年半 使用予備校:A校
私は現在株式会社リコーの駐在員としてアメリカNJ州に駐在しております。(現在で8年になります) 受験動機は連結会計などGlobal Standardとして米国会計基準を学んでいくことが今後ますます重要になるかと考えたからです。
資格をどう活かすかですが、企業内で経営者を目指すには会計(米国会計基準を含め)に関する深い知識、理解が必要であるという意味での活用と今後自分のキャリアUpでの活用(経営コンサルタント等)が考えられます。どう資格を活かしていくかは自らのおかれた状況において自らが判断されればいいかと思います。
科目ごとの合格ポイント
監査:
私は監査については非常に得意でした。勉強の仕方としては監査基準書(SAS)をひたすら読みました。監査基準書をよみこなすとWileyについても簡単に解くことができます。
もちろん、Wileyは3回まわり、解説を大切に読みこなしました。私が受験したときはPaper試験でしたから、解説でポイントとなりそうなところをノートにまとめておいたことが後々エッセイの対策として有効でした。マルチプルチョイスについてもこのように論点を自分で記述できるくらいにしっかりと理解しておくと理解度が深まるため、理解しているつもりという状態を避けることができます。
ARE:
TAXについては非常に点がとりやすいところかと思います。基本的は税法さえ理解していれば問題はそう大きくひねりようがありません。各種Formに自分なりになれておく必要があるので問題をときながらFormを見て確認するという作業も必要かと思います。
公会計は苦手とされる方が多いでしょう。論理的に考えると理解できないことが多いのですが 問題をこなすことと暗記することでこなしたという感じです。自分も苦手であったため、公会計についてはとにかくWileyを解くということしかいえません。自分なりにA社予備校の総合問題特訓などで総合問題を解く中で理解を深めました。
管理会計については以前中小企業診断士を取得した際、管理会計を深く勉強したのでほとんど勉強しませんでした。得意な人はほとんど勉強しなくても点がとれるエリアかと思います。
FARE:
日本人は得意としている方が多いでしょう。逆にアメリカ人は恐ろしいほど数字に弱く、苦手としている人も多いようです。FAREに関しては変にこった問題の理解に努めるより、WileyやA校の問題集を解き、理解することに努めたほうが得策です。
基本的なことをしっかりと理解していれば十分75点以上がとれる問題が出題されます。
本試験を受けられて試験が非常に難しかったという意見も聞きますが、おそらくそのような方は基本的なことの理解ができていないかと思います。また総合問題やエッセイ(今後はシュミレーション)についても対策になるかと思うのはWileyのマルチプルチョイスの解説をしっかりと読みこなし理解することです。やりこなすうちに回答を暗記してしまうのですが何度といても惰性で解かないことが大切です。
LPR:
これもWileyを解くことが一番重要です。それからUCCやCommon Lawなどの問題では問題中、複雑に数人の間で取引がされていることが英語で記述されていますが、限られた時間の中で各々の取引がどう時系列に発生しているかを把握することが大切です。英語を読みながら図解で理解することを練習することをお勧めします。このように図解しておくと直前対策にも約に立ちます。またアメリカ人は非常に得意にしている方が多い科目です。米人にとっては日頃の常識観念で解ける問題もあるため、日本人にとっては不利な点もありますが、上記のように問題と図解的把握をする練習をすることで克服することが必要となります。
最後に一般的な話になりますが、まず時間を有効活用することが大切です。
私の場合はCRMのプロジェクトマネーシャーで受験期はSFA(セールスフォースオートメーションシステム)の入れ替えを全米1400Userにする導入作業を行っていたため、全米を出張しておりました。したがって平日夜、土日のうち日曜日は出張もしくは残業であったため 毎日朝4時から7時までの3時間を勉強時間と定め、規則正しく勉強することに努めました。また、書いて理解するという作業を怠らないことです。本試験でもっとも怖いのは理解していたつもりなのに試験で言葉がでてこない、うろ覚えというやつです。五感を使用し勉強することが大切です。
また、家族の理解がもっとも重要となります。ご家族に理解していただいた上で勉学に励めるような環境作りに努められることをお勧めいたします。